近年、子どもの数が少なくなってきました。一人っ子が半数近く、またお母さんが働いている家庭も半数を超えてくると当然ライフスタイルも家庭教育も変わってくるはずです。
例えば最近のお母さんの深刻な問題は、子どもとの対峙。
やさしくしてあげられるときはいいけれど、1対1でやりあうときは親子とも感情がエスカレートしがちです。最近、いやな話をたくさん聞くようになりましたが、家庭の中に人がいなくなってきて、それぞれをなだめてくれる第三者が家庭の中にいなくなれば、対立は深刻になります。
「勉強しなさい。」ということばはよく親が使うことばではありますが、実際に子どもが反抗した場合どうなるのか?
ならば「勉強させてくれる場所」に出した方が良い、親も自分の時間を確保できるし。
そういう考え方、ライフスタイルは確実に増加していくのではないかと思います。私はこれまで母親講座の中で、なるべく家庭の中で子どもたちと親が関わるやり方についてお話をしてきました。が、そういう見方で考えてみると、お母さんたちの負担が決して小さくはなかったでしょう。もちろん、それだけ関わっていける方はそれでいいと思うのです。ただ、仕事をしている方、あるいは小さい子を抱えていらっしゃる家庭、また違ったやり方が必要でしょう。働いているお母さんのために今年から「ワーキングマザーのための中学受験講座」を始めましたが、今年の母親講座はもう少し視点を今のお母さんに合わせてお話をしていきたいと思います。