第4回 「テストの復習」 

新学期になって週例テストや月例テストを受験している子どもたちが多いと思います。この復習はぜひやってください。テストは子どもたちがそれぞれ、真剣に解いていますのでその分復習をすると、理解がより進みます。実際にわからない問題だったとしても、それを考えていますので、解説の少しのヒントでまた自分で解ける可能性があるでしょう。実際に「あ、そうか」といって最後まで解き上げられれば、テストの時間に使ったエネルギーが、しっかり生きてきます。

 といってもすべての問題を復習するのは大変ですから、できなかった問題だけにしぼって復習してください。

 特に大事なのはミスの原因をしっかり理解することです。問題の読み違い、計算ミス、自分の字の読み違いなどミスの原因はいくつかあります。それを防ぐ手立てを考えないと、いつまでたってもミスは減りません。

 実際に成績の良い子どもたちもミスはしているのです。ただ、途中で気がついて訂正できるからテストの成績がよいのです。逆に成績の悪い子はミスを見つけられないので、点数が悪い、つまりミスを発見する手立てを知らないだけなのです。

 ミスを発見するためには自分のミスが何によるものか、しっかり調べておく必要があります。だからテストの復習が必要なのです。計算間違いをするようであれば、きちんと計算を書くスペースを考えて、そこに計算をするようにすればいいし、問題を読み違える場合は、条件に下線を引いて何回か確認するくせをつければいいのです。そうやっていくうちに、ミスを見つけることができるようになります。

 ちなみに忘れ物の多い子は、ミスも多いものです。まずは朝、自分の持ち物チェックから始めるのも大事なことではないでしょうか。

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