難しくなる学校

この10年、難しくなった学校に共通する要素として一番大きいのはやはり大学受験の結果でしょう。

学校は改革を進める場合、

1)大学受験のカリキュラムを明確にする。(学校主導のシラバスに変更する。)
2)生徒の成績管理を厳しくする。
3)設備を充実させる。

などを実行していきますが、大学受験の成果がでていないとあまり変わらない。逆に学校主導のシラバスでなくとも、放任型であったとしても大学受験の成果が出ていれば、やさしくはならないのです。

では、実際に成果が上がった学校は、何が違ったのか。

1つには子どもたちの動機づけをしっかりしたことが挙げられるでしょう。

大学受験の体制を整える、といったところで、子どもたちが本気にならなければあまり成果はでない。では子どもたちにどういう働きかけをしていけば、本気になってもらえるのか、ここを研究しない限り、いくらシラバスを作り直したところで成果は生まれないのです。

具体的な例としては、例えば先輩たちに今の仕事について語ってもらう。具体的にどんな仕事をするのか、それはどういう意義があるのか、その仕事につくためにどんな勉強をしたのか、なるべく具体的に語ってもらう。単に講演会形式で話すのではなく、例えばそういう仕事に興味のある子どもたちだけでクループディスカッションをする、みたいなところまで掘り下げます。

学校の先生は、そこまで詳しく語れないが、先輩たちは後輩たちのためにいろいろな話をしてくれるから、そこから子どもたちの動機が生まれます。さらに発展してそういう現場にも連れてってもらう。そうすることで、さらに子どもたちの目標が定まってくる。

定まってきて志望校も具体的に決まれば、今度は大学を見に行く。自分が勉強するにあたって、良い環境なのかどうかを見てくる。そこでさらに動機が強くなってきます。

そういうことを何度となくくりかえしながら、一方で勉強に対する取り組みを管理し、成績を上げるというようなことを具体的にすることでこれらの学校は成果を上げてきています。

予備校の授業やテストを組み込むぐらいでは、充分ではないわけで、そういう工夫を継続している学校はやがて5年後、10年後に成果を上げてくるでしょう。

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