バブル経済のころ、世界各国に日本の私立校が進出した時期がありました。
これらの学校はすべて日本の文部科学省に認可された学校ですから、日本の学校と同じ卒業資格が与えられます。ヨーロッパやアメリカを中心に広大な敷地と寮を擁し、雰囲気はなかなかしゃれたものでした。
しかし、それから20年余り。存続してがんばっている学校もあれば、残念ながら閉校した学校もあります。
閉校の原因はやはり生徒が集まらなかったこと。
集まらないのはやはり費用の面が大きい。学費、寮費を計算するとだいたい年間350万円~400万円ぐらいになるので、これはおいそれと出せるものではない。
確かに設立当時はバブル期ですから、まあ、勢いもあったのかもしれません。しかしバブル崩壊とともに、生徒を集めることがだんだん難しくなってきた。
もうひとつはやはり中途半端な部分がある、ということでしょうか。
もちろん現地採用の外国人の先生が授業を持つが、しかし、生徒は全部日本人。したがって海外にいても、どうしても日本語が中心になる。寮ですから、そうおいそれと町に出かけていくわけでもないから、案外、外国語ができるようになっていない、という面も否定できない。
海外赴任華やかなりし頃は、受験期になっても日本に戻ってこれない。どこか、日本の学校で預かってくれるところはないか、というニーズは確かにあったのですが、最近は単身赴任が多くなったし、子どもたちが大きくなると現地校にするか、日本に戻るかを選択するケースがほとんどになってきて、海外の私立校はあまり注目されなくなりました。
ただ、これから子どもたちが海外の大学をめざすようになると、また違う役割がこれらの学校にも出てくるのかもしれません。
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