地方の中学受験

中学受験と言えば、首都圏、関西圏、名古屋圏と北九州の一部というイメージが強く、これら以外の地域ではやはり高校受験が中心でした。しかし、事情は少しずつ変わり始めています。

一番大きかったのは、公立の中高一貫校でした。

首都圏を中心として中学受験がゆとり教育の反動で過熱化する中、公立も中高一貫のルートが必要だという議論になり、教育の複線化を目的として、各都道府県に少しずつ作られていったのです。

しかし、今まで公立高校に進むルートが一般的だった地域からすれば寝耳に水のところはあって、ざわざわし始めた。

特に慌てたのは地域の私立高校でした。このままでは、早い段階で優秀な子どもたちが、中高一貫校に囲い込まれてしまう。

そこで私立の中には自分たち自身も中高一貫校に変わってしまうところが現れました。

その結果として中学受験は全国的なものに変わりつつあります。もちろん首都圏のように学校が多いわけではないので、それほど過熱感があるわけでもないし、実際には一部の層のものにとどまっている部分があるでしょう。しかし、受験である以上、それなりに準備をしないといけないのも事実。近年高校受験だけだった塾が中学受験の対応を始めたところも少なくありません。

複線化、ということは受験準備の複線化をもたらす部分もあるわけで、中学受験は実はじわじわと全国に広がってきているのです。

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塾や予備校が医学部受験に力をいれるわけ

大学受験の中でもやはり医学部の受験は特殊でしょう。

基本的に大学受験は国公立と私立に分かれるが、私大医学部の授業料はやはり相当高い。病院の跡取りみたいなことでもないと、なかなか踏み切れる金額ではありません。したがって、国公立の医学部をまず狙うことになります。

ところが国公立の医学部の定員はやはり少ない。これはやはり医者を育てるのに、相当コストがかかるからです。だからおいそれと定員を増やすことができない。

したがって定員枠や偏差値の状況を見ながら、関東の受験生が地方の国公立大学の医学部を受験する。学生が全国の国公立大学をめざすわけです。これは非常に特殊です。

国公立大学の法学部をめざす学生は関西なら、やはり関西の国公立を狙うでしょう。地方の大学の法学部は特殊な事情がない限りあまり選択しない。しかし、医学部はそうではなくすべての国公立大学の医学部が対象となる。

一方、地方の大学としてはやはり地方に根付いてくれる医者を育てたいと思うところはあるわけで、そうなると地方枠をある程度取ろうという動きもあるので、また入試が厳しくなったりする。

浪人の数は激減しましたが、この分野はやはり浪人生がまだまだ多い。塾や予備校も医学部の受験に関しては相当力をいれているのは、やはり潜在的に競争が厳しいからに他ならないわけです。

文部科学省の方ではなるべく医学部の定員を増やしたいところではあるのですが、しかし医者になった後は厚生労働省の所管になり、例えば臨床研修の予算は厚生労働省ですから、医学部の卒業生が増えても国家試験の合格枠が増えなかったりするアンバランスもあります。

だから、少子化が続くにもかかわらず、医学部受験はまだまだ厳しいものが続くでしょう。その分、塾や予備校が最近、医学部、医学部といっているのは、ここだけまだ競争が本当に厳しいからなのです。その分、対策に費用を家庭がかけてくれる部分が他の学部に比べて大きいのです。

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第133回 記述問題は面倒だ

■ 最近国語の読解問題で記述で答えを書く問題が増えました。文を答えると言っても、「あてはまる部分を書きぬきなさい」はあてはまりません。「文中のことばを使って答えなさい」「自分のことばで答えなさい」という形式。つまり、作文で答える問題といいます。

■ これは絶対に面倒です。アと答えればいいものを二十字とはいえ作文を書くということは、作業として手間がかかる。まず考えないといけないし、表現が正しいかも確認しなきゃいけないし、二十字越えたら、また書き直さないといけないし。

■ だからやらないのです。子どもたちの答案を見ても、最初のうちはまず空いている。「どうしたの?」と問われて「面倒!」と答えるわけにはいかないから、「わからなかった」というだけの話。でも選択肢の問題は答えられているわけだから、まあ、時間がかかるから後にしよう、でそのまま空欄になってしまうことが多いのです。

■ よく記述問題の適性、というような模擬試験がありますが、そんな適性はすぐ変わる。例えばすべての問題が記述であっても、そこにどうしても入りたいと思えば、練習するし、割と書けるようにはなるのです。ただ面倒だからやらない、というのは何とか克服した方が良い。

■ 私は良く国語の問題で「空白を残さない」ように指導します。「書かない」でテストを出したら、書くまで終わらせない。「え?やるの?」「そう、終わったら帰っていいよ」

■ で、最後まで書けない子なんていません。帰らないといけない、と思ったら絶対に書く。「できるじゃない?」「え、まあ」

■ だからわからなくてできないんじゃなくて、「面倒だからやらない」ということがその理由であることを知っておいた方が良いでしょう。もちろん、中には本当に書けない、という子もいますが、それも練習をすれば書けるようになる。結局は実際にやっていくうちにできるのですから、記述は適正ではなく「やる気」で決まるのだと思って間違いないでしょう。

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