模試返却競争

以前は最低でも10日はかかった模擬試験の返却。

今はWEBでデータが2~3日で見られるようになりました。答案を画像化して処理するため、実際の答案が動かなくなって採点は一気にスピードアップしました。採点後、自動集計されて計算されていくので、データはどんどんデータベースに蓄積されます。

過去の記録も簡単に取り出せるので、半年前の状況はどうだったのか、ということもすぐわかるし。郵便でないと答案が帰ってこなかった時代から考えると隔世の感がありますが。

しかし、なぜこんなに急いで模試を返却する必要があるのか?

それは復習のためです。10日も後に復習したところで、何をやったか、忘れてしまう。同じ問題を解きなおしても、初見の感覚とは違ってくるので、出来た問題でも「これ、どうやって解いたっけ?」と思い出すのが大変。だから、良く自分の書いた答えを問題用紙に書き取って、あとから答え合わせをする子も少なくなかったのですが、これだけスピードアップしてくれれば、答えを書きとってこなくとも、初見で解いた感覚は残っているはずです。

だから、帰ってきてもう一度解きなおす。復習してください。

じゃないと、せっかく早く帰ってきても意味がない。まだ解いた感覚があるうちであれば、「あ、ここで問題を読み違えた。」とか「ここに書いた計算が違う!」みたいなミスの原因もはっきりするでしょう。

データは10日後に見ようと、20日後に見ようと変わりませんが、子どもたちが解いた感覚はすぐ消えてしまうものだから、なるべく記憶があるうちに復習するのが効率良い勉強法です。せっかく超特急で返却してくれるのだから、そのメリットを最大限生かしてください。

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