公立一貫校は人気です。

公立一貫校が人気を集めています。その理由を考えてみると

1 公立ですから月謝が安い。
多少ばらつきはあるものの、初年度20万円未満という学校も多いので、経済的負担は私立に比べて明らかに低いでしょう。

2 そこそこ大学の合格実績が出始めている。
白鷗高校の1期生が11年春に卒業。この中から5人の東大合格者が出て、さらに各学校で比較的良い合格実績が続いています。

3 準備期間が短い。
私立の中学入試と違うのは、学力テストであるということ。つまり、細かい知識が求められるのではありません。PISA型といってもいいでしょうが、したがってそれほど長い準備期間は要らない。また、細かいことが多くはないので1週間にそう何回も塾に行かなくていい。だから私立の対策に比べて負担が少ない。塾の費用も半額ぐらいにおさえられる。

だから、まあ、人気が出ても仕方がない面はあります。

ただ、すごい倍率になっているのも事実。

東京都でいえば、学校数が10校に増えた10年春から志願者数は1万人前後で推移しています。定員は10校合計で約1400人。倍率はここ数年、7倍台ですから、御三家の倍ぐらいにはなっているわけです。

で、私立受験組が2月3日に公立一貫校を受ける流れも出てきたそうで、ますます厳しくはなっている。一方私立は受験者が減少することになるので、ここにきて公立と同じPISA型の入試を行うところも出てきました。

これだと、私立対策をしなくとも、公立と併願できる。実際、公立一貫と併願できる学校は今までなかったので、公立一貫の受験はそこが弱点といえば弱点だったのですが、私立が入試を変えれば、また選択肢も広がるわけでしょう。

これまでは私立へ、という流れが強かったものの、ゆとり教育は終わり、公立一貫もあり、また公立高校の大学受験実績も回復の兆しを見せているので、選択肢は広がりました。

しっかり、いろいろな情報を集めてお子さんに合った方向性を考えてあげてください。

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普通部の合格発表は2月3日に戻ります。
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