ゆとり教育が一世を風靡したころ、私学の魅力は何と言っても進学実績でした。
小中のカリキュラムにゆとりを持たせたら、大学入試が変わらないのだから、高校にしわ寄せがくるに決まっている。逆に高校のカリキュラムはさらに一層しんどくなってくるわけで、それなら中学から先取り学習をして、中学3年の課程を中2までに終えて、その後高校課程を学習し、高3では大学入試対策をしっかりやる、みたいなシラバスはある意味合理的でした。
しかし、ゆとり教育が終わり、公立にも中高一貫校ができ、公立高校も大学進学に関して特別なプログラムを組む、ということになると、その魅力は過去ほどではなくなってきます。
まして、私立は公立よりも月謝が高い。かつ、中学入試のために塾に通い、その費用も考えなければならない。しかも、そのスタート時期が小学校3年生の終わり、ということになってくると、「?」が付くのもうなずける話ではあります。
だから、塾は塾でもっと合理的なプログラムを考えないといけないし、私学は私学でもっと魅力を考え出さないといけない。
例えば英語教育というのは、まだまだお題目に過ぎない状況であるかもしれません。私学に行って本当に英語ができるようになるのか?
外国人と簡単にコミュニケーションがとれるようになるのか?
そういう課題が充分に解決できたと言える学校は、まだ少ないと思います。
公立がここまで智慧を絞っているのに、私立がそのままでは当然月謝の分、苦しくなるに決まっています。
これから私立が、もっと自校の魅力を掘り下げていかなければいけない時期に入ったと言えるようです。
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
国語のシラバス
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