難しい問題はいらない?

塾のテキストやカリキュラムというのは、入試に対応するということがひとつの命題です。ですから、新しい傾向の問題が出たり、新たな分野として切り分けたりする必要が出てくるので、数年に1回カリキュラムを変更します。毎年、少しずつ変えるところもありますが、しかし減らすことがあまりない。

したがってどんどん増えるという傾向にあるのです。

だから5年前、10年前と比べてみると、ずいぶん増えていることになります。

で、問題はそれを全部できる子がどのくらいいるのか?とそれがどの学校にも必要なのか?という点。

もちろんそうではないわけで、したがって第一志望を決めることである程度、やるべきことがしぼられてきます。

勉強を効率的に進めるには、第一志望を決めることが一番です。ところが多くは、成績がある程度出てから決めることが多いのです。しかし、やはり目的があるから、勉強もがんばるというのが普通ですから、子どもの力を引き出すという意味でも第一志望を早めに決めることは大事なことです。

第一志望が決まると、学校によって難しい問題は必要なくなります。
土台、中学受験の範囲は小5から中2まで約4年分に広がっていますから、いかに効率的にやるかを考えていかないと、自信を失ってしまうでしょう。

何が必要な勉強なのか、しっかり見極めないと、思わぬ遠回りをしてしまいますから要注意です。

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