合格答案の作り方(まとめ)

ちょっと古い記事ですが、以前、合格答案の作り方のポイントを科目別にお話したことがあります。

合格答案の作り方【算数編】

合格答案の作り方【国語編】

合格答案の作り方【理社編】

まあ、言っていることは、これまでとあまり変わらないのですが、一番大事なのは何か?と言われれば、やはり

問題をよく読む」ということに尽きるかなあ、と思います。

今でもよくありますが、「え、この問題おかしくない?」と思う時は、問題がおかしいのではなく、こちらの読み方がおかしい。

大抵は、何か条件を読み飛ばしているか、何かを勘違いしているのです。

最近の問題文はシンプルということがなくなった。

条件が複雑に設定されているし、表現も微妙なところがある。正しいものを選びなさい、も「正しいものをすべて選びなさい」ということもあるし、「ない場合はFと書きなさい」みたいな条件まで付いている。

だからどんな塾の先生も、「問題をよく読め」と言っているに違いない。

しかし、問題をよく読め、と言われて読んでいても、読み飛ばすものなのです。

下線を引くのは後から見直すために引くのだけれど、見直さないままただ引いておしまいになってしまったりしているものです。

「良く読め」という指示は実は本当に実行しにくいものです。だから、12歳の子がそうやすやすとできることではない、というのを、お父さん、お母さんに知ってほしいのです。

最近思うことでいえば、「たくさん、速くやろうとする」ことで、実は最も大事な素質をだめにしてしまっているのではないか、という不安。

もうこの時期になったのなら、何問解くではなく、正解率が高い工夫をする、方がよほど入試の練習にはいいはずで、何かプラスになる工夫をしてみたいところ。

いくつかあげてみたいと思います。

1 少しゆっくり読み始める。小さく深呼吸をしてもいいかもしれない。

2 下線を引くのではなく、大事だと思う単語、算数で言えば数字の部分を四角で囲む。
(囲むと全部は引けなくなります、から)

3 答えがでたら、一度、それも四角で囲んで、問題を確認する。つまり、すぐ答えを書かない。でも、見つからなくなるといけないから、大きく四角で囲む。

4 解答欄の番号と問題番号をもう一度見る。解答欄で、自分の答えが違うことがわかる場合もありますから。

5 あわてない、あわてない、ひとやすみ、ひとやすみ、と唱える。(これ、漫画の一休さんだったような。休んじゃだめだなあ。)

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