2010年に2つの学校が新設されます。
ひとつが早稲田高等学院の付属中学。これまで早稲田の中学は学校法人が違っているため、系属校と呼ばれていましたが、早稲田高等学院は早稲田大学の学校法人が運営するため、初の直営中学校ということになります。
1学年120名程度になる見込みで、その分高校募集が減少することになり、また高校受験の枠が小さくなりそうです。
もうひとつが中央大学付属高校の付属中学。これまで中大杉並、中大付属とともに高校からの募集でしたが、中学が新設されることになります。
慶應義塾も2011年に青葉初・中等部を開校しますが、今後ともこれまでの付属高校枠を中学や小学校まで広げる方向になるでしょう。
少子化にともない、早い段階での学生確保を各大学が目標としていること。
学校のアイデンティティを確立するために、中学からスクールカラーになじんでもらうこと。
学校のファンを増やすという意味も込められているでしょうか。
今後も、付属高校の入学定員枠を使って付属中学を作る動きが活発化してくると思われます。そうなるといよいよ高校受験の方は公立メインになってきてしまうのですが。