湿度計の問題

2013年 洗足学園の問題です。


図9は乾湿球湿度計を、表2は湿度表を、表3は気温と飽和水蒸気量の関係を示しています。

(1)乾湿球湿度計の湿球は、ほとんどの場合、乾球よりも温度が低くなります。この理由を説明しなさい。

(2)乾湿球湿度計が図9のような温度を示しているときの湿度は何%ですか。

(3)(2)の状態から気温が5℃下がったとします。空気中の水蒸気量が(2)のときと変わらないとすると、このときの湿度は何%ですか。なお、小数点以下があるときは小数第1位を四捨五入し、整数で答えなさい。

(4)寒い日には、息を吐くと白いものが見えます。この白いものは何ですか。


昨年のこの時期、飽和水蒸気量についてお話をしました。

湿度と飽和水蒸気量

この問題で練習をしてみましょう。

(1)湿球の温度が低いのは、湿球のまわりに水を含んだガーゼがあって、ここで水が蒸発するために気化熱が奪われて温度が低くなるからです。

【答え】
水が蒸発するときに熱をうばっていくため。

(2)図9で見ると、湿球が10℃、乾球が15℃です。したがって表2の湿度表から差が5℃で、乾球が15℃のところを見ると、48%となっています。したがって湿度は48%です。

【答え】48%

(3)(2)の状態から気温が5℃下がると10℃ですから、飽和水蒸気量は表3から9.4g/m3です。
(2)では48%ですが、15℃のとき、表3の値は、12.8gですから、12.8×0.48=6.144gの水蒸気が含まれていることになります。
しかし、10℃では9.4ですから6.144÷9.4×100=65.3・・・より65%が湿度になります。
【答え】65%

(4)寒い日に息を吐くと出る白いものは水蒸気が冷やされて水に変ったものです。水蒸気と答えないように注意しましょう。

【答え】

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