子どもが重い思いをしつつ、2つの問題集を持ってきました。
「先生、質問があります。」
「はい?」
「こっちの問題集では答えはエなんですけど、こっちの問題集ではアなんです。どっちが正しいですか?」
ある学校の入試問題なのですが、確かに2つの本で答えが違っている。
算数や理科では滅多に起こることではないが、国語では良く起きます。
それぐらい、最近の選択肢は難しくなったのです。
多分作問者としては、ある論理があって(つまり本文中にこう書いてあるから)答えを決めているのでしょうが、国語の読解に関して言えば、当然解釈が違う場合があり得る。
だから、解答を発表している学校は非常に少ないのです。例えば答えがエであったとしても、イもありえるではないか、と塾や保護者からクレームが入ることは充分に考えられる。だから相当自信がないと発表しない。逆に発表された答えは、まあ塾の解答が違うということはありえないとも言えるのです。
私はその問題を考えてアだと思ったので、アだと説明しましたが、一方でエと考える理由も説明しました。塾や出版社が数人の先生を交えて出した結論なのだから、これはそれなりの考え方があるわけで、確かに、こう考えればエもありえる、ということはあるのです。
で、説明した後で、
「で、これはどちらが正しいかどうかは、学校の先生が決めることですが、しかし、その答えを学校が発表しているわけではないので、わからないから、まあ、どちらでもいいということにしておく、しかないね。」
と締めくくりました。
言われた本人は非常に困惑していましたが、こればかりは仕方がない。
だって、学校も「アもエも○」にしているかもしれませんから。
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
僅差の勝負の先
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中学受験 算数オンライン塾
1月19日の問題
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