何を聞かれているのか?

子どもたちの国語の記述の答えを添削していると、時々、何に答えているのかわからない答案に出くわします。

例えば登場人物のその場の気持ちを聞いている問題なのに、「なぜ叱られたのか」の理由で終わっている。

多分、本当は「叱られた」ので「つらい」とか「悲しい」とか「反発した」とかまあ、そんなことを書こうと思ったのかもしれないのですが、書いているうちに、忘れてしまった。

つい、理由を説明するのに力が入ってしまって、本来答えるべきことから外れてしまった、ということなのでしょう。

これは、考える筋道が決して間違っていない分、残念な答案といえます。では、これを防ぐにはどうするのか?

私は先に結論を書いてしまうことだと子どもたちに教えています。

例えば気持ちを答えるのだ、と確認できたら「悲しい」「さみしい」「むっとした」まあ、そういうまずワンフレーズで書けることを結論とする。それを最初に書く。

そして、そこから説明を始めるようにしています。

この方法のメリットは2つあります。

1つは、一番先に答えが書いてあるので、採点者としては0点にはしにくい。(もちろんそれが違っていれば0点もありですが。)

もうひとつは、時間切れになったとしても、結論は書いてあるので、これも部分点がもらえるかもしれない。

ということです。

普通、結論は最後に書くことが多いし、実際に過去問の解答例を読んでみると、最後に結論が出てくる答えが多いが、それは充分に推敲できるから。実際に短時間で答案を仕上げるとなると、そう見事に書けるわけではないかもしれない。

だから、結論をまず短く書いてしまえば良いと思うのです。

すでに、だいぶ練習を積んでいるから、今から変えるのは難しいかもしれませんが、ちょっと知っておいてもいいでしょう。

いずれにしても「何を聞かれているのか?」ということをしっかり確認することは忘れないようにしてください。
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