第21回 点数をあげるコツ(2)

さてみなさんは自分の模擬試験の結果を振り返ってみたことがありますか?そのとき、これはできたのに、と思う問題があったのではないかと思います。ではその問題をどうしてできなかったのでしょうか。原因はいくつか考えられます。(1)条件を読み違えた。(2)聞かれていることと違うことを答えてしまった。(3)答える形式を間違えたなどなど。いわゆるミスですね。どうして、こういうことが起こるのでしょうか。基本的にはみなさんは試験中急いでいます。急いでいるから、確認を怠ってしまう。答えが出たときに、もう一度確認さえすれば、間違えなくてすんだのです。
 入学試験では、みんなができない問題はできなくてもいいが、みんなができる問題を間違えると不合格になることが多くなります。したがって自分ができる問題は確実に得点していかなければなりません。一番ミスがおきやすいのは「答えが出た!」とか「わかった!」と思う瞬間です。算数で答えが割り切れたりすると、もううれしくなってしまいますね。でも、そこからまだ手順をふまなければいけない問題は多いのです。原価を求めるのか、定価を求めるのか。そういったことを確認しながら問題を解いていかなければなりません。ですから日ごろから問題を解くときに、確認するくせをつけてください。問題文の大事なところには下線を引いて、答えが出たと思ったらもう一度問題文を読み直すとかなりのミスを防ぐことができます。

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