学校別対策の根幹

学校別対策の授業というのは夏休み以降、いろいろな塾で行われます。

ただ、基本的には問題演習が多い。つまり、過去に出題された問題の類題を解く。過去問の練習をさせる塾もありますが、過去問であればわざわざ塾に行かなくても家でできるではないか、という批判があるので、やはりオリジナルの類題を用意することが多い。

そうなると、やはり、過去問というのは自宅学習の根幹になるわけです。で、この過去問の練習がやはり学校別対策で最も重要だといえます。これがまだ十分でないのに、他の問題をやる意味はあまりない。

実際に塾の類題も。「ああ、この問題を前提にしているな」とわかれば、それなりにがんばることもできるが、いったいなぜ、こんな問題をやらされるのかわからなければ、なかなかやる気がわかないでしょう。

せっかくカリキュラムが前倒しされて、一応すべてのテーマの学習が終わっているのだったら、基本的に過去問をさっさと始めるのが正しい。最近、塾で復習回と称して過去のテーマをもう一度勉強する回期がありますが、これは私はあまり意味がないと思います。もちろん、ずいぶん前に勉強していることだから、思い出すことも大事なのだが、そんなのは過去問をやりながら思い出せばいい。ああ、こういうこと勉強したな、と思っても過去問でできなければ、それだけ復習すればいいわけです。

本人ができる問題をわざわざ時間をかけて勉強させる意味はあまりない。実はこれは、なるべく全体を同じカリキュラムで動かしたい塾の思惑の現れです。それならば、もう少しゆっくりカリキュラムを進めた方が良いのです。そうではなくて、早く進めるならば、とっとと過去問の練習に入った方が良いでしょう。

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