お子さんと勉強をしているとき、例えば算数の問題を解いているとします。
なかなかできない、そろそろヒントでも言おうかな?と思って声をかけると
「まだ、ちょっと待って」
といわれることがあるかもしれません。では何分待てばいいでしょうか?
私はひとつの目安が15分だと思っています。難しい学校の入試問題でもだいたい1問15分で想定してあるので、それ以上時間をかけるということは入試ではあまり現実的ではないでしょう。
ただし、15分はやはり待ってあげたいと思います。その間にいろいろな試行錯誤があって子どもたちの思考訓練はできているのです。だから一生懸命考えている限り、その時間は決して無駄にはならないのです。
問題は、それだけ時間をかけると予定の問題なり、宿題が終わらない、ということ。
しかし、ただ解き方を教えてもあまり、勉強にはならないでしょう。なぜなら、本人に発見がないからです。発見できれば、それは子どもたちの進歩につながります。解説を読んでも、苦労するから「なんだ、そういうことか」という発見になる。それが思考力をつける源です。
だからたくさんの問題を解けばいいという話ではありません。子どもたちの力を引き出すために、教える側の辛抱も必要なのです。
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