第11回 子どもと話し合う機会

忙しいお母さんにとって子どもと話す機会はなかなかとれないかもしれません。

話せば、小言ばかりということになっているのではないでしょうか。しかし、中学受験をする、しないに関わらずやはり親子で話す機会はなるべく多いに越したことはないのです。

実際に子どもたちにも多くの問題がおこっているはずなのです。それを自分だけで解決することができる年令ではありません。また考えている方向性が決して良い方向ではない場合もあるでしょう。だから話をする機会はなるべく多い方がいいのです。

ただ、面と向かって「じゃあ、今日はお母さんと話をしましょう。」といわれても話をする子は多くはない。むしろ面食らう子の方がいいでしょう。だから、いっしょにいろいろな作業をするときがいいのです。

例えば料理を作るとき、掃除をするとき、犬の世話をするとき、いっしょにお子さんと作業をする機会をなるべく作って、その機会にいろいろな話をしてみるといいのです。塾で困っている話、家での勉強がなぜ進まないのか。本当に本人が何を考えているのか、聞き出していかないと、お母さんの努力は空回りをしてしまうでしょう。

今日は土曜日、しかも快晴。たまった洗濯物でも一緒に片付けながら、お子さんと話をしてみてはどうでしょうか?

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