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2日目は1日目を繰り返すのと同時に、実際の試験時間の差を意識しながら解いていくという課題を課しました。
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意識するだけで、最後まで解ききるというのは1日目といっしょ。何時何分にはじめ、何時何分に終わり、何分オーバーしたか?を記録していきます。
各科目の採点、復習をして、その後自分の問題点を書き出すというのは、やるわけですが、時間を意識するというだけで、実は違いが出てきます。
- 1日目、最後までやりきるということにかかった時間を100とすると、ほとんどの生徒が80から70の時間でできるようになりました。
ひとつには慣れがあります。
やりきった後、私が採点して、その後やり直しをする。それでも間違えた問題は、まず解説を読む。それでもわからなければ質問にくる、というステップを繰り返すわけですが、やはり慣れてくると時間が短くなってきます。
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制限時間内に最後までやりきれる子も出てきました。つまり、練習することによって、最後までやりきる時間を短縮することは可能なのです。
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これを間違う方が塾の先生でも多い。つまり、最初から時間を制限してしまう。だって試験時間が45分だから。その通りでしょう。
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ただし、最後までやりきった経験から、どこを短くすればいいのか、という方法は子ども本人が自分で体得しなければいけないものです。ということは、まず最後までやりきるという経験が必要で、そこからどう短くしていけばいいのか、考えていく、工夫していく、そういうステップが必要になります。
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2日目は、別に時間を切ったわけではありません。ただ、記録する。何分オーバーしたか、最後に意識するだけです。それでも1日目とは違ってくる、これが学習効果ですね。
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さて3日目は理科、社会についてできない知識をどうまとめるか、の練習です。このブログでもご紹介した暗記ノートを作っていきます。問題を解き、やり直しをして、何ができなかったかを理解した後、ではその対策をどうするの?という課題をやってもらうわけです。覚えていないものは覚えればいい。まずは入試に出る問題をしっかり覚える、ということがポイントになります。塾や出版社が出してくれている知識のまとめはあくまで最大公約数。そこからはみ出す問題はいくつもあるわけで、志望校にあわせたオリジナルの暗記ノートを作る必要があるわけですね。
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