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高校受験の場合、私立の学校の先生が行く場所はやはり中学校でした。
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これから、生徒を送ってもらいたい、自分の学校を紹介してもらいたい、そういう気持ちで、私立高校の先生方が各中学を回る姿が見られました。
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中学校側も自分の生徒をとってもらうために、応じていましたが、中学受験の場合、小学校に受験する生徒がいるとは限りません。
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必ずいるのは塾。
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ですから、私立中学の先生方の塾まわりは、当たり前になりました。
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昨年末も私の教室にすら、こられる先生がおられるので、大手の教室にはたくさんの先生がこられているでしょう。
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まあ、そんなのは当たり前だと思っていましたが、最近、塾はかなり学校の領域に入っています。
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例えば、新たに受験校として再スタートをきった学校。
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夏休みや補習授業が行われているのですが、これを塾が受けている場合があります。
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学校側からすれば、教員だけでは手がまわらない。それならば専門の塾に任せようということなのでしょうし、少子化で教員があまり気味の塾にとっては、まあ、ひとつのビジネスにはなるのでしょう。
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しかし、それで学校の力は上がるのか? 生徒の実績は上がるかもしれないが、学校の力はどうなんだろう、と思います。
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こういうことは、説明会でもわからない。この補習授業の費用、学校側が出してくれるのか、親が出さなければならないのか、実はいろいろあるんだそうです。
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親が出すくらいなら、塾に行った方がましではないか。その方が自分で塾を選べるのに、と私には思えてしまうのですが。