私立に行くと、いろいろな子がいることがわかります。
息子の中学の同級生は、Jリーグの選手になった。いや、珍しいでしょう。きっと。しかし、そのくらいの実力があるならば、やった方がいいに決まっている。ここまでのレベルではないにしろ、足が速い子がいて、絵のうまい子がいて、文章を書くのが好きな子がいて、背の高い子がいて。まあ、いろいろ。
で、入試を経ているから、入学したときの学力は似たようなものかもしれません。しかし、その後はぐっと変わってくる。以前補欠で合格しても心配はいらないというお話をしたと思いますが、そのあとの心がけでいくらでも成績は伸ばせるのです。
どうも人は、人間の能力を固定的に考えやすい。こんな話を聞いたことがあります。
大人虎変、君子豹変。
君子豹変はあまり良い意味でつかわれないが、実は虎にしても豹にしても一気に毛が抜け替わる、というところが来ているのだというのです。だから、大人や君子は一気に変わることがある。つまり成長する、鮮やかに変わるということができるということなのです。
子どもたちも中高の6年間でずいぶん成長する。小学生で教えて、中学や高校になって会うと、全然違う。お、変わったな、と思うことがあります。
で、なぜ変わるのか、といえば違いを知るからです。
人を知って、自分がわかる、ということがある。
自分はどういう人間なのか。何が好きで、何が得意で、何におもしろさを感じるのか。
そうすると、自分の進むべき道がだんだん見えてくるのでしょう。ここに6年という受験に寸断されない時間がプラスされるというのは、なかなか魅力的なことです。
もし事情が許すのなら、中学受験をしてみてはどうか、と私が考える一番の理由はここにあります。
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