夏休みは勉強をやりこむ期間ですが、「やりこむ」ことで生まれてくるのが「自信」でなければいけない。
「これはわかった」という自信。「ここはできる」という自信。
そういう自信が積み重なっていくと、「合格できそうだ」という自信も生まれてきます。
だから、勉強をやるときも、「これは本当にわかったのか」ということを自問していくのが本当は必要です。しかし、子どもたちは、何となく「気ぜわしげ」にものをすすめるあまり、そこにこだわらないことがよくあります。
「本当にわかった?」
と聞くと、
「わかってるよ」
とつい言ってしまう。しかし、本当に自分でわかったのか、「自問」できていない場合が多いのです。
勉強が力につながるのは、そこを素直に自分に問えるか?ということです。できないことは悔しいことだが、だめなことではないのです。「まだ、だめだ。よくわかっていない。」と思ってやり直そうとする気持ちがあれば、これは勉強を進めるうちに必ず力になってくるし、自信をつけることができる。
だからもとは「本当にわかっているか」を自問できる素直さにあるといっても良いでしょう。ただ、反抗期に入った子どもたちは、なかなかそこが出来ないことが多い。つまり、親が聞けば「わかってるよ」になってしまう。
この部分を上手に引き出しましょう。そのためには、お互いが冷静にコミュニケーションする過程が大事です。
「なんでミスしたの?」
ではなく、
「このミスを防ぐのに、どうしたらいいだろうか。」
を一緒に考えていく。
「この問題ができるのには、何を勉強すればいいだろうか」
と話してみる。
別に教えられなくてもいいのです。
子どもが素直に「自分がわかってない」と認め、次に何をすればいいか、積極的に考え、行動できるようになれば、算数の問題がわからなくても、子どもの力を引き出せたことになるだろうと思います。
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