波に乗る

オリンピックで男子のサッカーチームが波に乗っています。初戦のスペイン戦で勝利してから、がぜん勢いがついてきた感じがしますが、入試でも「波に乗る」子は少なくありません。

1月の入試から連戦連勝をする子は、どうも「落ちる」という恐れをあまり抱いていない。逆に最初の入試でうまくいかないと、それを引きずってしまう場合もある。「落ちる」という恐れを心に持ってしまうと、プレッシャーがかかってきて、力を出し切れないのでしょう。

その意味で考えると、最初の入試をどう持っていくか?ということは戦略上大事な選択になってきます。

同じことは秋の勉強にも言えること。

良く6年生の秋に右肩上がりになれば、勢いがつくというお話をします。9月の模擬試験から始まって右肩上がりに成績が推移していけば、波に乗る。子どもも手ごたえを感じるというか、「合格しそうだ」という気持ちになってくれば、勉強にも力が入るのでしょう。

入試は勝負事ですから、当然子どもにはプレッシャーがかかります。「落ちたらどうしよう」という気持ちが出てきたり、「このままじゃ合格できない」というプレッシャーが強くなると、力が出せない。

ということは、いかに「合格しそうだ」という雰囲気を作っていけるかを考えなければいけないのです。努力をするのはもちろん大事で、勉強をしなければ力はついていきませんが、やはり気持ちが前向きになっていかないと、その努力が実を結ばない。

「~ができない」と考えるよりは「~ができるようになると合格する」と考え方を切り替える。

そして何より家族が明るく応援することが必要です。

これから先、お父さん、お母さんが口にする言葉は、やはりそういう配慮があった方が良いでしょう。

子どもたちはまだ経験が足りないので、簡単に落ち込んでしまう。一度落ち込むと、そこから這い上がるのは大変なので、子どもの気持ちを前向きに持っていかせながら、波に乗っていけるように応援してあげてください。

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