先日、田中貴.net通信で併願パターンのお話をしましたが、以下のメールを頂戴しました。ご了解を得て、ご紹介します。私は5ポイント下の学校と、10ポイント下の学校で後者を選ばれた姿勢が大変良かったなと思いました。ぜひ参考にしていただければと思います。
田中貴先生
今年受験終了組みですが、まだこの通信は楽しく、懐かしく読ませていただいております。今回は滑り止めの話でしたので うちが当てはまると思い返信させていただきました。
息子はこの時期から1月頭まで結構成績も上昇ぎみで 志望校の合格率も80%とほぼ適正なみになっていました。しかし、1月。お試しが合格したあたりから気が抜けたのかあまり受験しない小学校では卒業前の盛り上がった雰囲気に糸がきれたのか明らかに学力の急降下が感じられました。
併願は1日の午後で5ポイント下と3日に10ポイント下を準備していました。で、結局この2校のみ合格。今は10ポイント下に学校に通っています。それでも、中に入ってみれば、同じような経験のお子さんが多く、上位にはいますが 決してトップではないぐらいの位置です。ただ、息子の場合、一番下から這い上がっていくようなタイプではないのでこのぐらいで ちゃんと勉強すれば結果が出てくるような位置がちょうど良かったようでした。
私も最初は10ポイントも下げることに抵抗はありました。しかし、ここなら下手に人気だけで偏差値が高いが実績のない学校よりは、将来性があると見込んで決めました。それでも本当にこの学校になったときは、”こんな学校に入るために頑張らせたわけではなかった”と何度も涙しました。しかし、子供の前では”結局、好きなクラブも見つかったし この学校でよかったね”といい続けました。半年以上経ち、学校の真の姿がみえた今ごろになって、私もやっと心から”この学校でよかった”と思えるようになりました。
先生のおっしゃるとおり、親の仕事は確実でかつ通うことになっていいと思える滑り止めを決めてあげることだと今頃になって実感しています。もし、6年生のお母様で決めきれない方がいらっしゃましたら、参考にしていただければ幸甚です。