第1回   進学おめでとう

■入試が終わりました。合格した子ども、残念だった子ども、いろいろな思いを経験した1週間だったと思います。
■入試というのは、3時間程度の中での勝負ですから、そのときうまくいけば合格するし、そこで失敗すれば、たとえ今までの成績が抜群でも、合格できません。ですから、その結果にこだわっていても、あまり良いことではないと思うのです。
■もちろん、合格すればうれしいし、不合格であれば、くやしいでしょう。ただ4月からはみんな中学生なのです。通うことになった中学は、きっと何か縁があったのです。子どもにたりないものを教えてくれたり、子どものもっている可能性を伸ばしてくれる学校なのです。ですから進学を祝い、これからもっと成長してくれることを楽しみにしてください。
■私は小学生から高校生まで教えていましたが、子どもはどんなときでも積極的に、楽しくがんばっているときは、みんないい顔をしていました。そしていい顔をしているときは、どんどん伸びているのです。勉強ばかりでなく、クラブも遊びもみんな、がんばって充実した時間を送ってほしいと思います。そしてその時間の中でまた自分の可能性に気づき、それをさらに大きく、深くしてもらえたらそれでよいのです。
■4月から子どもたちはそれぞれの中学校に通います。親は「あの子は、あの学校にいって本当に良かったな」と思えるように、しっかり応援してあげましょう。
■新中学1年生のみなさん、進学おめでとう!!

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