■ 受験が近づくにつれて、何とか合格してほしい、という気持ちがお父さん、お母さんはだんだん強くなってくると思います。
■ その結果として、最後の追い込みと称して家庭教師を頼んだり、個別指導に行ったり、もう子どもたちのスケジュールは大変、ということになりがちです。しかし、まだ小学生ですから、そんなに無理はできません。むしろ、身体を壊さないように注意した方が良いのです。
■ ここまで近づいてくると、中学受験がゴール、みたいな感じになってくるのですが、本当はそうではありません。子どもたちはまだ12年生きたばかりで、これから先がずいぶんある。中学校に入ってもそこから、また勉強したり、クラブ活動をしたり、という中で成長していくわけで、本当はもう少し長い目で子どもたちの様子を見た方が良いのですが、つい、試験前は無理をしてしまう。
■ ここでやらなければいつやるんだ、という気持ちもわからないではないが、しかし、それが本当に子どもの成長にプラスなのか、どうか考えてみる必要があると思うのです。なぜ中学受験をするのかといえば、子どもが良い環境で成長してほしいと思うからですが、じゃあ、その過程は教育的でなくてもいい、というわけではない。
■ 私はここからは、子どもが自分で本当にがんばったかどうかを見守ることが大事だと思っています。やはり自分で努力をした、ということが実感できるようにしたい。お父さん、お母さんに手を引っ張られて動く回るのではなく、自分でがんばる、という時間にしてほしいのです。
■ 自分でがんばった結果としての、合格、不合格はそれぞれ子どもの成長にプラスになります。しかし、最後まで「やらされた」という感覚が残る子どもがいます。そういう子どもたちが大きくなってから話を聞いても、決して中学受験が良い経験にはなっていない。逆に、自分でがんばった子は、そこから「がんばる」意味がわかって、いろいろなところでそれを実践する。だから「中学受験をしてよかった」という話になってくるのです。
■ この中学受験が子どもたちにとって実りの多いものになるかどうかは、合否だけでは決まらない面があります。やはり最後は「自分で自分をほめてあげたい」と思うようになってもらいたいと思うのですが。
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
書き出すことは悪いことではない
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