第59回 何が出るのか、もう一度確認しましょう。

■ 受験する学校のラインナップもそろそろ固まって、過去問の勉強などが多くなってきている時期です。しかし、塾では結構課題や宿題が出て、それなりに時間を費やしてしまっているかもしれません。

■ だからこの時期、もう一度、第一志望や第二志望の学校で何が出るか、を考えていくと良いのです。

■ 例えば2教科と4教科併用で入試が行われる学校があります。この場合、まず最初にある枠を算数と国語の成績で合否決定をします。そして残りの枠を今度は4教科で並べ直して合否を決めます。ということは、4教科の受験が2回選抜を受けられて有利なので、つい「理科や社会」に力が入ってしまいがちです。しかし、この試験では最初に算数と国語で合否が決まっています。つまり、そこで合格してしまえば、4教科の選抜は関係なく合格してしまう。となるとむしろがんばらなければいけないのは、算数、ということになってきます。

■ このように、それぞれの学校は入試のスタイルがあり、入試傾向がある。しかし、多くの塾では特に平日の授業ではごちゃまぜになんでもかんでもやっている、ところがあるので、本来やらなければいけないことから外れてしまう場合があるかもしれませんん。例えば作文の問題が出る、とわかっているのなら、今、作文の練習はやはりした方が良い。理科の計算問題がしっかり出るとわかっているなら、それを勉強した方が良い、ということになるので、もう一度、入試傾向を確認しましょう。

■ これは5年生のみなさんにもぜひお勧めしたいことです。例えば社会は今、歴史を習っている塾が多いでしょう。時代ごとに回を分けて勉強しているわけですが、日本の歴史というと、中学受験もあれば高校受験もあれば、大学受験もあるのです。一体どのレベルまで勉強すればいいのか、あるいは志望校はどんな問題を出すのか、ということは知っておかないと勉強の勘所が狂ってしまいます。

■ 学校によっては、歴史の知識よりもむしろ資料から記述を考えることを重視している、というような問題を出す場合もあるのです。だから、第一志望校には何が出るのか、ということはもう研究を始めて良い時期です。学校別の過去問は来年のものを買えば良いですが、学校がいろいろ収録された過去問は今のうちに用意された方が良いでしょう。志望校として考えられるいくつかの学校を見比べながら、「ここを受けるにはこんな勉強をしないといけないな」というイメージをしっかり作ることがまず大事なことではないかと思います。

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