映像教材のメリット

インターネットが始まったころから、映像やインターネットを使った教育についていろいろな調査や効果測定が行われてきました。

1 短時間に集中して勉強するということでは動画教材には教育効果がある。
2 長時間画面を見ると、疲労する。
3 モチベーションが高ければ、動画教材は時間的な効率を上げる。
4 あくまで自主的に勉強することが必要で、映像教材から勉強の動機を引き出すことは難しい。

ということが、現時点までの結論と言えます。

いろいろなインターネットの教育システムが作られてきましたが、現状、それなりに運営されているものは、資格試験や社内昇進試験のようないわゆる社会人教育が多くなっています。社会人は忙しいので、学校に行く時間がないし、一定の時間をつくることも難しい。しかし、インターネットであれば時間の自由が利くし、何度も見直すことができるから便利で、それなりに利用者も多いのです。

この年齢の境目はだいたい15歳程度と言われていて、したがって大学受験の場合は、衛星予備校をはじめ動画教材がかなり使われます。ただ、大学受験の場合、自宅で勉強するというよりは塾に来て勉強する。塾といってもブースが並んでいて、そのブースで映像を見て勉強をするのです。なんだ、それなら自宅でやればいいじゃないか、と考えがちですが、それは4に問題があるからです。つまり動画教材はモチベーションを引き出すものではない。あくまで学習教材として効率化するものであるから、充分に動機が高い段階では効果を発揮するが、効果を継続的に出そうとすれば、それなりに管理しなければなりません。だから、塾のようなシステムを作って、そこで生徒の進捗状況をface to faceで管理するわけです。

ただ、映像教材自体は短時間で、内容を理解するという意味では小学生にも充分効果があります。特に子どもに「学びたい」「理解したい」という欲求が強ければ、その効果が上がります。

というので、作ったのが、「これでわかるシリーズ」で、テーマ別に分けたのも「ここだけ勉強したい」という気持ちがあると効果があるからです。だから子どもたちが苦手だ、と思うテーマだけに特化しています。

以上、まわりくどい宣伝でした。

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