試験会場に向かう途中で

試験会場に向かう途中、どうもわが子の様子が変である、と感じられることがあるかもしれません。

あがっている、緊張している、何か凛としたものを感じたとき。

そう何か言わないと、と思われる方が多いかもしれませんね。そのための言葉を考えておく、という方もいらっしゃるかもしれません。

私は緊張するのもすべて試験のうちなので、その中でわが子がどうがんばってくるか、の勝負だと思っています。だから、長男のときも、長女のときも、特に言葉もかけなければ、出かけていくときも、「いってらっしゃい」ぐらいしか言いませんでした。

我が子と電車に並んでいるときに、妙な沈黙が感じられて、何かいわなきゃ、なんていうプレッシャーがあったとしても、それは別に気にしないことです。

沈黙が続いている中でも、子どもは試験に向かう臨戦態勢に入っているわけだから、その様子を眺めていれば良い、と思います。

何かしてあげなきゃ、と思わないことです。もう、自分の力でがんばってくることが大事。

唯一、必要なことは、待ち合わせの場所を確認することでしょうか。

最近の受験では、携帯電話の持ち込みを禁止する学校があります。携帯を時計に使うこともできません。持って行っても「電源を切る」ように指導されます。ということは、待ち合わせの場所を決めておかないと、携帯の電源が入っていなければ連絡のしようがないわけです。

試験会場に入っていくのを確認したら、次の待ち合わせまで、親は親の時間を過ごしてください。

帰りは、子どもがいろいろ話してくれれば、それを聞いてあげる。特に黙っているようであれば、それもまたよし。いよいよ、子どもたちの精神的な成長の時期がスタートしたのです。

入試のこの数日間で、見違えるほど、子どもたちは精神的に大きくなります。その様子をしっかり見守ってください。

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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

ヤマをはる子
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