第13回 勉強は食堂のテーブルが一番!

■え、と思われるかもしれませんが、受験勉強に関していえば食堂の大きなテーブルで勉強するのが一番便利です。

■まずテーブルが大きい。参考書や問題集、テキスト、プリント、広げてみたいものはたくさんありますが、みなさんの学習机は小さくて多分、これらのものを重ねておくしかないでしょう。

■それに食堂にはお父さんやお母さんがいます。ちょっと何か聞きたいことがあったとき、すぐ聞けますし、一応見張っていてもくれますから、勉強がだらだらせずに済むのです。

■受験勉強というのは、はっきり結果を出すための勉強です。みなさんからすれば見たいテレビをがまんするのも、やはり中学に合格したいから。だから、結果を出すためには時間を無駄に使ってはいけません。ところが自分の部屋で勉強すると、ほらほら、すぐに漫画や本に手がでたり、おもちゃをいじってみたり、・・。つい無駄な時間を送ってしまうのです。

■だったら、そんなものがないところで勉強するのが一番。食堂のテーブルに勉強道具をどんどん持ち込んで、そこで広げて、お父さんやお母さんにもわからないことは教えてもらって、どんどん勉強を進めるに限るのです。

■お母さんだって、君たちの部屋で横についているよりは他の仕事もできるし、助かるでしょう。自分でこの時間は勉強すると決めたら、それだけをするために食堂のテーブルを借りればいいのです。ついでにいえば、テレビも消してもらって、集中して勉強しましょう。

■君たちの部屋は実はあまり受験勉強には向いていないのです。先ほどいったように「魅力的なジャマモノ」がいっぱいあるからです。それに一人になれる。一人になれるというのは、勉強しやすいようでいて、そうではありません。なぜなら何でも自由になるから、つい休憩が長くなってしますのです。

■これから受験勉強をするときは、ぜひお母さんやお父さんのいる食堂のテーブルでやってください。何が違うか、よーくわかると思います。

(平成17年4月1日)

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