10年前に比べると、中学受験の塾の教室はかなり増えています。しかし、2月1日の受験者数でみると10年前とそれほど変わらない状況になってきたので、供給が過多になっていると言えます。
震災の影響もあり、子どもたちはなるべく自宅近くの教室を選びます。その分、各社は子どもたちを迎えに行くために、さらに教室を増やすので、ひとつひとつの教室の規模は小さくなることになります。
1つの教室に通う生徒数が減る、ということになればクラス分けの数も減ることになるので、クラスの上下動は少なくなり、先生の顔ぶれも比較的固定化されるから、子どもたちにとってはある意味安定的な指導になり面倒見も良くなるが、一方で刺激は少なくなるという面が出てきます。
だから同じ塾でも、少し遠くの大規模教室に通った方が良いのではないか、と考えるご家庭もあるかもしれませんが、私はそれは6年生の2学期になって学校別指導が始まってからで充分だと思います。
これだけ、たくさん教室ができると、すべての教室で細かい学校別指導はできなくなります。したがって日曜日にある教室にその学校を志望する生徒だけを集める、というようなシステムがスタートすることになるので、移動するのはそれからで充分です。早い段階から、遠くまで通う、というのは子どもも疲れるし、時間的ロスも小さくはありません。
むしろ安定的になった指導体制のメリットを享受した方が、今の時期は子どもたちの勉強にはプラスでしょう。
競争を意識するのは、志望する学校が決まってからで遅くはありません。
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