受験人口減少期の特徴

中学受験は、ここ数年受験人口が減少しています。今年の数字はおおむね10年前と同じぐらいで、これはゆとり教育が始まって中学受験者が増え始めた時期に重なります。

したがって、だいたい以前と同じ程度に収束していくわけですが、しかし上昇期と下降期では入試傾向に違いが出てきます。

上昇期は入試が難しくなる、という発想が保護者のみなさんに共通してあるので、受験勉強がハードになりがちになり、塾の回数や個別指導、家庭教師の利用などが増えます。

一方で受験校選びとすれば、上昇する倍率を考慮して、中堅校に志望をシフトしたり、付属校を選択して「受験はこれで最後にしよう」と考えらえれるご家庭が増えます。

下降期は入試がそれほど難しくはない、という予想になるので、受験勉強は全般に多様化します。一部の上位志望者は別ですが、それ以外の層は個性にあった勉強の仕方を選んでいく。

一方で受験校選びは、むしろ上位志向になります。やさしくなりそうなら、一歩上に進もうか、という選択は充分にありえるでしょう。

結果として受験層が上位にシフトするので上位校の難しさは下降期であってもあまり、変わりませんが、中堅校以下はやさしくなり、また学校によっては定員がうまらないということになるでしょう。

現在はゆとり教育も終わり、公立教育もレベルが上がっています。さらに大学入学方法が多様化しているので、受験一辺倒な流れではなくなってくるでしょう。

逆に考えれば、子どもに合う良い学校を選んでいけば、受験勉強がそれほどハードにならずとも、しっかりとした教育環境を得られ、かつ子どもの個性に合っているから子どもの成長にもプラスになる、ということが実現できる環境になっていると言えます。

下降期では目がどうしても上位校に向かいがちですが、やはり子どもの資質を伸ばしてくれる学校に出会うのが子どもにとっては一番ですから、これからぜひいろいろな機会を使って第一志望を絞り込んでいってください。

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