受験学年ではあるけれど

受験学年を迎えると、やはり受験優先になりがちです。

これは中学受験だけではなく、中学校でも、高校でも受験学年はまず、受験体制優先になりがちです。

しかし、この時期だからこそやらなければいけないことは、受験ばかりではない。例えば運動にしても、音楽や美術にしても、この時期だからこそ、というものはあります。

問題はどうバランスをとるか、ということになるわけです。確かに残り1年を切っていることは事実だが、そう受験勉強ばかりに費やすことは得策とは言えない。

この春休みも例えば講習の合間をぬって、いろいろなものを見に行くとか、旅行に出かけてみるとか、あるいはスポーツで汗を流すとか、お父さん、お母さんがやってもらいたい、ということはあるはずです。

それをすべて我慢する必要はありません。

子どもの成長時期に合わせて、やりたいと思うことは、やはりやってよいのではないでしょうか。

ピアノの練習なんかも、私は子どもが好きで続けているのであれば、止めずにがんばっていければいいと思います。

それが数年後、「あのときやめないでよかった」ということになる場合もあるのですから。

「映像教材、これでわかる場合の数」(田中貴)
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