以前は、物語文の題材として戦時中の話が良く使われました。
疎開のときの子どもたちの様子や、空襲を受けた家族の話などが良く問題になったものですが、最近はほとんどみかけなくなりました。
状況をつかみにくくなっている、ということもあるのだろうと思いますが、逆に最近題材となる話は身近なものではあるが、心理のあやが結構複雑になってきているように感じるのです。
戦争のように悲惨な状況ではないが、事件が起きて、子どもたちの間でいさかいがおきたり、あるいは家族の気持ちが揺らいだり。
その気持ちをつかむ、ということが物語読解の中心になってきているので、精神年齢を問われる部分が大きくなっています。
一方で、今の子どもたちの精神年齢は幼くなってきているので、このギャップを埋めなければいけない。
したがって国語の先生は、文章の背景や登場人物の気持ちを詳しく語っていかなければならなくなりました。
しかし、横で見ていると、やはりピンときてないなあ、と思われる子どもたちは少なくありません。登場人物の立場に自分が置き換えられないのか、あるいはやはり設定がのみこめていないのか。
やはり、本を読んでいかないとそういう感受性はなかなか育ちにくくなっているのかもしれません。
入試問題は断片なので、やはり全体の読み込んでいろいろな経験を疑似的に積むことも必要なことではないか、と思うのです。
それ以外に感受性を育てる方法。映画や舞台、というのもひとつの方法かもしれませんが、やはり読書がシンプルで良いかな、と思います。
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