■あたえられた4個の整数を1回ずつ使って、たし算、ひき算、かけ算、わり算を組み合わせることにより、1から10までの整数をそれぞれもつ10個の式を考えます。このとき式に( )を使ってもかまいません。例えば2,5,6,8で考えると
1=5+6-2-8 2=(2×8-6)÷5
3=5+8÷2-6 4=(6-5)×8÷2
5=2+5+6-8 6=(8-2-5)×6
7=6+8-2-5 8=(2+5-6)×8
9=2+5+8-6 10=(2+8)×(6-5)
■では3、4、7、8を使って1~10までの整数をそれぞれ答えに持つ10個の式を書きなさい。
■ 切符やナンバーで4つの数字から10を作るパズルは子どもたちも良く遊んでいるものですが、この問題はその延長にあります。この問題は平成16年開成中学に出題された問題で、1番でしたから最初から結構面倒な話なのですが、実際は根気良く作っていけばすみます。複数回答がありますから、これでなければいけないというものはありません。ひとつ解答例を出しておきましょう。ただ10だけは結構大変なのです。
1=(7-4)×3-8 2=8+4-3-7
3=7ー(4+8)÷3 4=4×7-3×8
5=(3+7)×4÷8 6=3+4+7-8
7=(8-3-4)×7 8=3+4+8-7
9=(7+8)÷3+4 10=(3-7÷4)×8
■10はこれひとつしかありません。先のパズルからこの問題を思いついたのでは?と私はひそかに思っているのですが。
(平成18年4月25日)