この時期、私立中学の学費は、来年度についてはまだ決まっていません、という説明が多いかと思います。したがって資料には今年4月に入学する学費が入っているわけですが、これはまた変更される可能性があります。
なぜ決まらないのか、と言えば実は私立中高には経常費補助という制度があるのです。
私立学校は学校創設にあたり、寄付行為があって学校法人が設立され運営されますが、その運営費は家庭が支払う学費以外には大きな収入源がありません。したがって生徒数が減少したりすると、学校が運営できなくなる可能性があるわけです。そうなるとどんどん保護者の負担が大きくなる。というので、地方自治体が各校の運営費に対してある割合で補助金を出しているのです。
また帰国子女を受け入れたり、外国人の教員を受け入れたりした場合もさらに補助金を出すことになります。その金額についての決定がなされないと、次年度の学費は決まりません。したがって、入試日程は前倒しで決まりますが、学費等を含んだ募集要項は願書と共に夏以降に発表されるのです。
そろそろ来年度の受験案内が出版される時期になりましたが、この資料はこの発表には間に合わないので、昨年度の日程が掲載されています。したがって、新たにホームページなどで2014年度のものは確認しなければなりません。ただ、早めに学校の情報を得たいと思われるご家庭は多いので、この時期には各社から出版されています。
学費や入試日程は変わりますが、入試傾向や学校の施設、教育内容などは同じことが多いので、志望校を考えていくのにはやはり良い資料になるでしょう。
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