塾風

先日、ある人とこんな話をしました。

「高校受験の塾は、地域に根差してその地域の中間や期末の試験は先輩からコピーしておいてもらい、その対策をするものだと思っていたのですが。しかし、今度行くことになった塾はそれを絶対にやらせないのです。」
「それは、変だね。」と私。
「でしょう?でもね。そんな対策をしたら本当に自分で考える力がわかないから、っていうんです。真面目と言えば真面目なんでしょうけど。でも、部活とかあって忙しいから、短時間で効率を上げた方が良いと思うのですが。」
「そうだよね。それじゃ、過去問もやらないの?」
「いえ、それはやるんですけど。」
「別の塾で、こんな話を聞いたことがあって。中学受験の塾なんだけど、中に公立の一貫校を受験したい子どもたちがいる。ので、対策講座を作ろうとスタッフが提案したところ、即座に却下されてしまった。」
「ほう?」
「私立の対策をしっかりしていれば合格する、と一点張りだったそうだ。しかしねえ。それは確かに子どもが優秀だったらそうだろうが、実際に問題が違うのだから、ニーズを満たした方が良いと僕は思ったな。」
「塾風ですかねえ。」
「そうだろうね。」

塾で話を聞いてみるとそれぞれの塾でやはりやり方があると思います。塾と言ってもやはりそれなりに長年工夫されてきている分、考え方が固定化してくるところがあって、それが実際のニーズに合わなくなったり、遠回りをしていることになってくると、だんだん子どもたちに負担が増えることになるものです。

私は良く山の登り方はいくらでもある、というお話をしますが、ある塾に通えばその分、柔軟さが失われることがあります。小学生はそれを自分で判断することができないから、当然、その通りにやらなければいけない、と思いがちだが、それが本人のためにならない場合もあるわけで、ここはやはりお父さん、お母さんがしっかりご覧になっていないといけない部分ではないかと思います。

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