子どもは、成長する過程でいろいろなことができるようになります。
単にそれは勉強だけではなく、自転車にのれるようになったり、25m泳げるようになったり、するわけですが、できるようになる前はできなかった。
ということは、それなりに一生懸命練習したからできるようになっているわけで、その過程では「何とかできるようになってやる」という姿勢を持っています。
しかし、当然、うまくいくことばかりではない。
うまくいかないときに、どうするか?
ネガティブに考えそうになる心を「できるようになる」と励まして(自分でも、他人からでも)がんばることで切り替えるでしょう。
ということは、その力は子どもたちは本来は持っています。つまり本来、子どもはもともと成長しようという姿勢にあるのだから、ポジティブな存在なのです。
よく子どもたちの夢に、Jリーガーとかプロ野球選手というのがありますが、子どもたちは自分の実力がいったいどこまで伸びるかなんか、不安はない。きっと、がんばればできるようになる、と思っているので、そういう夢を語るし、夢を持っているから挑戦できます。
だとすれば、そのポジティブな状態をさらに活性化させれば、いろいろなことができるようになるわけで、そのときに有効なのは「ほめること」なのです。
技術的なことをアドバイスしたり、注意することが多いとしても、最後はほめる。
子どもが本来、ポジティブな存在だからこそ、「ほめること」が有効なのです。
夏休みに入り、子どもたちがうちにいる時間も長くなるかもしれませんが、注意したりアドバイスしたりする一方で、ほめることも忘れないでください。
ほめて調子に乗る、ぐらいが一番、子どもたちが成長しやすい状態なのですから。
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最小努力の最大効果
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