春期講習がスタートしました。
久しぶりに長時間、じっくりと教えるのはそれなりに疲れるものの、子どもたちの成果が非常によくわかります。
ただ、1つのクラスを見ていても、やはりそれぞれの子どもに得手不得手があり、すぐわかる子もいれば、そうでない子もいる。組分け試験で振り分けたとしても(うちにはありませんが)、当然、子どもの出来には幅があるわけで、本来はそういうものをもっと個別に扱うべきなのだろうと思う一方で、やはり集合授業というのは「できる子」「できない子」が混じっているからおもしろいという面も否定できません。
クラスにいれば、「あいつはすごいなあ」とか「ああいう勉強法を真似してみるか」といった影響も自然出てきます。以前、何度注意しても「字をていねいに書かない」子が、「できる子」と友だちになった瞬間、ノートが変わってましたっけ。これはこれで集合授業の良い面ではあるわけですね。
そうなると、まあ両方の面を見るという意味では6人~10人くらいの規模が一番良いと思われるのです。20人越えるとやっぱり目が回らない。20人は50人でも同じことで、むしろ50人いたほうが活気があっていいかも、などど思いつつ。
しかし、春は子どもによって伸びが違います。すでに志望校も決まり、何とかしようという気持ちがある子は吸収が早い。相変わらずのんびりしている子は、やはり飲み込みものんびりしているものです。まあ、しかしそういう意識が他の子どもたちに出てくると、やはり広がっていくものです。そういう伝播を仕掛けられるのも集合のよいところかと。
電気の飲み込みはめずらしく良かったなあ。