第5回 WMのお子さんは自立のチャンス!

先日、あるお母さんと面談をしていました。そのお母さんもワーキングマザー(WM)。男の子独りですが、炊飯器をしかけて待っててくれるそうです。

すばらしい!!

お風呂もやってもらうといいのに、などと思いつつ、しかしお母さんも時間がないのだから、家族で家事を分け合うということは大変大事なことだと思うのです。そういう役割を持つといこと、家族を支える役割を果たすということは、子どもの意識の中では自立が早い、むしろ大いに受験にとってはプラスなのです。

中学受験は確かに厳しくなりましたが、一方で子どもたちの精神年齢は依然として幼い。なぜ幼いかといえば、自分でやることが少ないから。本当はなるべく自分でいろいろなことができるようになり、その延長線上で「自分で勉強できる」ようになれば、それは自然成績も上がるんです。(そうたくさん塾に行かなくてもいいわけですね。)

ところがWMのみなさんはどちらかといえば、それをマイナスにとらえる傾向があるのではないでしょうか。むしろ、いろいろなことをさせてあげることが子どもの教育にはプラスになるんです。洗濯をさせるくらいなら、算数の勉強をさせた方がいいと絶対に思っていらっしゃる方が多いのでは?そんなことはない!洗濯する時間が必要だから、時間の使い方を考えないといけなくなるわけです。

良くこんなことをいいます。「大事なことは忙しい人に頼め」
忙しい人は、元からいろいろ工夫をしているから、忙しくてもしっかりやってくれるのです。(まあ、その分だけまた仕事は集まるのでしょうが。)

まずは小学校3年生ぐらいから、いろいろと手伝ってもらいましょう。いや、絶対にこれはやってもらった方がいいです。何でもかんでもお母さんががんばる必要はないんです。

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