第135回 基本問題と応用問題

■ 応用問題ができない、という場合、先生と相談すると、「基本ができていませんからねえ。」という話が出る場合があるでしょう。それは、その通りかもしれないし、そうでないかもしれない。これは確かめればわかることです。基本問題をやってもらえれば、それがわかる。

■ 基本問題ができなければ、それは基本をやり直した方が良いでしょう。しかし、基本問題はできる、という場合も結構多いのです。これは、応用問題の対処の仕方が充分でない。

■ 基本問題は概ね、ひとつかふたつの論理でできています。したがって、その論理を理解できれば、解ける。しかし、応用問題はそれが3つ、4つと続いていくのです。その論理を得るための情報もやや複雑なところから得なければならない。例えばグラフから読み取るとか、補助線を引いてみてわかる、みたいなところがたくさんある。だから、基本ができても応用はできない、ということになるわけです。

■ この場合、基本問題をやり直すのは意味がない。もう基本はできているわけだから、むしろ応用問題をやらないといけない。では、どうやればいいか。

■ まずは解いてみて、できなければ詳しく解説を読むことです。そしてもう一度自分で解きなおしてみる。正確な解法を再現するわけです。そのとき、定石みたいに覚えない。覚える必要はありません。なるほど、このグラフからそういうことがわかるのか、とか、そういう経験を積めばいいのです。そして、また次の問題に行く。

■ それでもまた、歯が立たない、ということであれば、また同じように解説を読み直し、そして自分で再現する。再現することで、何がわかればいいのか、ということを理解することが大事です。その経験が積み重なっていくことによって、応用問題はやがて解けるようになります。

■ もともと構造が違うものだから、同じ勉強の仕方ではマスターできません。基本問題ができるとわかったら、あとは数少なくてもかまわないから、じっくり応用問題に取り組んでください。

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平面図形の問題

2014年市川中学の問題です。


図のように、長方形ABCDに6個の正方形1~6をすきまなくしきつめたとき、正方形4の1辺の長さが2cmになりました。
この長方形ABCDの面積を求めなさい。


【解説と解答】
正方形2の1辺の長さを【1】とすると
正方形1の1辺の長さは【1】+2
正方形5の1辺の長さは【1】+4
正方形6の1辺の長さは【2】-2=【1】+6 より【1】=8

したがってABの長さは8+2+8+4=22㎝
ADの長さは8×2+8+2=26cm
長方形ABCDの面積は22×26=572cm2

(答え)572cm2


「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)

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雙葉は2月1日だが横浜雙葉は2月2日になる理由

サンデーショックは、基本的にはプロテスタント系の学校が日曜日に学校行事を行わない、ということで2月1日が日曜日の場合、2月2日に入試をします。

で、すでに雙葉中学は2月1日に入試を行うと発表しましたが、横浜雙葉は2月2日になりました。

同じ雙葉なのに? これは横浜3校の事情によるものです。

横浜、山手には女子の有名校として、フェリス、横浜雙葉、横浜共立の3校があります。同じ地域、同じ女子校ということで、しっかり連携をとっているところはあり、3校とも2月1日の受験日です。

しかし、フェリスはプロテスタント系なので、2月1日が日曜日のときは2月2日に移動することは決まっています。そうなると、残りの2校が2月1日に入試を行えば、当然合格者が重複することになり、お互いの合格者をどのくらい出すか、という数に狂いが生じる可能性があります。

したがって、この3校は一斉に2月2日に移動してしまう、ということなのです。

非常に近い所に3校があるので、こういう対応になっているようです。

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