受験校の学校別傾向はなるべくそろった方が良い

最近の中学入試では平均6校前後の出願になっています。したがって、過去問題を各校全部やりきるのは大変でしょう。

例えば10年分6校あれば、4教科で240科目。2回繰り返そうとするだけで、とんでもない数になってしまいます。したがって、ある程度第一志望、第二志望と優先順位を付けていかないといけないところはある。

お試し受験は過去問をやらないでぶっつけ本番、みたいなところも当然ないと、なかなか勉強がはかどりません。

同様に、第一志望から第三、四志望ぐらいまでの学校別の出題傾向がバラバラになるよりは、やはりそろっていた方が無難というところはあります。

国語については、記述式の学校が増えましたが、それでもすべての問題が記述、という学校はそう多くはありません。しかし、そういう学校を受験するということになれば、当然記述対策は必須になる。そこへ、細かい知識が必要な学校だったり、あるいは選択式ばかりの問題ばかりを出す学校を併願すると、対策はふくらむから、全ての学校の過去問をやらないといけない、ということになって負担増になる。

したがって併願校を考える時、偏差値や受験日同様に学校別傾向も考えあわせておいた方が良いのです。

なるべくなら学校別の対策があまり広がらない方が良い。合格をたくさんしても行ける学校は1校だけですから、一番行きたい学校を中心に学校別傾向を固めた方が対策は容易になります。

この辺のところは早めに調べておくと良いでしょう。

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