第33回 記録をつけることの意味

私は計画ノートを作ることをみなさんにおすすめしています。

例えば毎週の学習計画を作るということは、学習を効率的に進めるということの第一歩ですが、また反省し、学習方法を考え直すという意味でも大事なのです。例えば月例テストや組み分けテストの成績があまりかんばしくなかったとしましょう。これはなぜなのか、「勉強しなかったからだ」というのは簡単ですが、どうしなかったのか、ということを考えてみる機会は子どもたちにあまりないように思うのです。

しかし手元に計画ノートがあったら、先月一ヶ月の勉強の内容が具体的にわかるでしょう。

案外、算数に時間を費やしていなかったとか、覚える時間が少なかったとか。

原因を探りながら、新しいスタイルを作り出していく。このことが、勉強を効率化し、ムダ、ムリを省く大事なポイントではないでしょうか。

昨年の1年を振り返ってみて、子どもたちがあまり過去を振りかえることはなかったなあと思い、今年は私が作った目標ノートを子どもたちに配って勉強してもらっています。

とにかくいいのは、1年間の記録が1冊にまとまる、という点です。ウィークリーになっているので、見直しやすいのと、テストの記録などをつけていけますから、
「なぜ、ここがだめだったのか」ということも忘れずにつけておくことができます。

例えば電気ができなかったとすれば、それをいつか取り返さなければならないので、いつやるか、どうやるかということを考えていく目安になるでしょう。手前味噌ではありますが、このノートは良く出来ているなあと改めて思っているのです。それに3年前の朝日小学生新聞での連載が載っていますので、時期に合わせた学習のポイントを子どもたちに読んでもらうこともできます。

1年の記録をつけてみると、きっと保護者のみなさんにとっても大事な思い出が残ると思いますので、ぜひおすすめしたいと思います。

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