amazon kindkleにて「中学受験 これで成功する!母と子の「合格手帳」+デジタル手帳利用編」を発刊しました。
「中学受験 これで成功する!母と子の「合格手帳」+デジタル手帳利用編」
本篇は講談社で2004年に発刊された「中学受験 これで成功する!母と子の「合格手帳」」の本篇にデジタル手帳利用編を追加したものです。
旧版は紙の手帳を前提として、いろいろな情報を親子で整理して共有する方法をご紹介してきました。昨今はスマホを始め、タブレットなどでも情報を管理されている方がいらっしゃいますので、その利用を前提に「デジタル手帳追加編」を加えています。
ぜひお役立てください。
本書はKindleのみの発売となります。なおiPhone、iPad、アンドロイド端末でもkindleのアプリを利用してお読みいただけます。
価格は800円です。
「中学受験 これで成功する!母と子の「合格手帳」+デジタル手帳利用編」
==デジタル手帳利用編 あとがき より==
この本の初版が出たのは、平成16年ですから、もう8年も前の話です。しかし、読み返してみて、あまり古さを感じなかったのはやはり、子どもの勉強に関するポイントはそう変わるわけではない、ということでしょう。
しかし一方でITに関する内容はずいぶん変わりました。携帯を持つ子は当たり前になり、しかもそれがスマートホンになり、お父さん、お母さんもPCはもちろんのこと、タブレットやスマートホンがなくてはそれこそ、困ってしまうことが多いぐらいになったのではないかと思います。
この本を再版しようと思った時、最初に考えたことは、このIT時代に子どもと親がどうやって情報を共有するのだろうか、という点でした。この本の後に私は2冊の紙の手帳を出版しました。2冊というのは子ども用と大人用です。手帳というツールを使って勉強の計画を立てたり、成績を記録したり、反省したりすることができると思ったからです。しかしスマホ時代に紙の手帳ばかりではないだろう、ではITでやるとどうなるだろうか、というので考えながら各章にデジタル手帳追加編というのを加えました。紙の手帳で考えたエッセンスは変えずに、それをスマホやPC、あるいはタブレットでやるとどうなるのだろうか、ということを考えたかったからです。
これはひとつの考え方で、今はデバイスもアプリもたくさんあるので、もっと簡単に工夫をすることができると思います。ただ、大事なことは、これらの道具はあくまで「子どもが自分で勉強する」目的で使うということです。どんなにITが進もうと、勉強は子どもがしなければ進みません。子どもが勉強しなければ力はつかないのです。その意味では、PCで計画を立てたり、試験の記録を付けることも大事ですが、子どもとのコミュニケーションをしっかりとって、子どもたちが「自らがんばる」ように導いてあげることが必要なのです。
最近は塾のスタートが早くなり、またカリキュラムも前倒しされています。一方で中学受験のピークは過ぎました。だから、むしろこれからは過度な負担を与えるよりも、いかに効率良く受験準備を進めていくか、ということの方が大事なのです。
早く塾に行かせるよりも、これらの道具を使いながら自分で勉強できるようになることの方が私は将来、子どもたちにとってプラスが多いと思います。
まずはお父さん、お母さんといっしょに勉強を始めていきましょう。そしてITの道具も上手に使いながら、子どもたちの負担を減らし、家族の会話をいっぱい増やして合格を達成できるようにしてほしいと思います。
今回、本章はすべて旧版のまま掲載し、事情が変わったり、付け加えるべきところはすべて「デジタル手帳追加編」のところに書きました。
それと、この本は紙の本では縦書きでしたが、今回は敢えて横書きにしました。縦書きにすることもできるようになったのですが、算数の式のこともあり、また文章と画像の見やすさから横書きにしています。
中学受験生を持つご家庭にお役にたてば幸いです。