志望校適正判定、という試験をたまに見かけます。
最近の入試では記述式の問題を出す学校が増えてきて、学校別対策をするとなれば、当然記述力を磨かなければいけない。ただ、やはり親としては、その適正があるのかどうか、見極めたいと思いがちなのですが、今の子どもたちの場合、特に意識をしなければ記述力はないといっても過言ではないと言えます。
昔は学校でもずいぶん作文を書いたが、今は、先生によります。熱心に作文の添削をしてくれる先生は、最近はあまり見かけなくなりました。また、テストはなるべく記号式、選択式の方が採点が早いのでその手の問題が多くなりますから、子どもたちも記述の問題には慣れていない。
勢い、記述問題が出ているとぬかしてしまう子どもたちが結構いるものです。そういう子どもたちが適性試験を受ければ「記述には適性がない」という判定が出やすいと思うのです。
しかし、これまで指導した経験で言えば、記述は書けるようになるものです。記述が出る学校を受験しよう、第一志望にしようと決めてから準備を始めても十分に間に合う。(もちろん、直前ではだめですが。)半年ぐらいの余裕があったら、そこそこ書けるようになります。
実際に子どもたちは言葉を発してしゃべっているわけだから、それを文章にすれば良いわけで、もちろんある程度の練習は必要ですが、そんなに難しいことではない。ただ、面倒だと思う子どもは多いのです。面倒だと思う子は書かない。で、「なぜ書かないの?」と聞くと、「面倒だ」と言いにくいから「わからない」と答える。確かにアと書くのと20字で答えなさい、ではア、と答える方が簡単だから、そちらを選ぶだけの話なのです。
だから記述の適性がない、と出てもあまり心配しなくて良いと思います。むしろ、狙うと早く決めて練習を始めることの方が大事でしょう。
志望校が決まれば、出題傾向ははっきりしているから、あとはそれに対する対策をいかに実行するか、だけになるので、「記述力がない」という結果を鵜呑みにしないようにしてください。
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