ママの影響を排除する

開成の校長先生は、入学式の時にお母さんたちに対して「ご卒業おめでとうございます」と声をかけるそうです。

以下読売新聞の記事からの引用です。

 柳沢校長は「小学生の男の子の教育はいま、お母さんが多くを担っているが、男の子が大人に成長する過程は、同じ経験をしていないお母さんにはわからない。異性の子にはかわいいという気持ちが先に出て、男の子がなかなか自立できなくなる」と指摘。その上で「男子の中高一貫校では入学したての中1のすぐそばに、ひげをはやし、声の低い高校生がいる。そういう先輩と接することで、男の子は男の子として自立し、成長できる」と語る。

さて、開成のお母さんたちはどうするでしょうか? すっと手を引いてくれるか?

いやいや、そんなに甘くはないでしょう。ママの影響を絶対に確保したい?ところではあろうかと思うのです。

しかし、子どもたちは男子校独特の雰囲気の中で好き勝手を始める。その好き勝手がやがて子どもたちの可能性を広げることになるわけですが、それはママたちの思惑とはどんどん外れていくところはあるわけで、しかし、これらの学校は明らかにそれを手助けしようとしているわけです。

男の子は同世代の女の子に比べて精神年齢が低いので、共学校の場合はママの影響ばかりでなく、同級生の女子の影響も出てくる。しかし、これはなかなか排除できない。

その意味ではやはり放任型の男子校というのは独特の雰囲気が生まれてくるわけです。男の子を育てるにあたり、放任型の男子校という選択はなかなか魅力的だと思います。

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抑えを選ぶのは今ではない

どこを受けていくかを決めるのにあたって、挑戦校とか、実力相応校とか、安全校とか、メリハリをつけて考えていきましょう、というお話はよくします。

実際に挑戦校ばかりを受けても勝負としては厳しいので、抑えるべきところは抑えた方が良いのですが、しかし安全校を選ぶのは今の時期ではありません。

これはもっと押し迫って、秋の模擬試験のデータもそこそこ揃って、どの辺なら大丈夫そうかというラインが出てからの話。それまでは、第一志望と、第二志望ぐらいまでが決まっていれば十分でしょう。

何校合格しても行ける学校は1校だけですから、できるならば一番行きたい学校に合格するのが理想です。

だから、まずはその学校に合格するための準備を優先するべきなのです。いや、その学校はなかなか難しいから…というような考えがあるかもしれませんが、学校別の対策は始まったばかりですから、そう簡単にあきらめるべきではありません。

また、それでも、と思う気持ちが強いのであれば、もう一度第一志望を考え直す必要があるかもしれません。ただ、子どもたちが、その学校に行きたいと強く思っているのであれば、まず狙うべきでしょう。

いろいろながまんをして勉強を続けているのは子どもたちですから、その意思は大切にしてあげるべきだし、それが努力の源になるわけですから、そう簡単に妥協してはいけない部分です。

ということで、この時期は第一志望に的を絞って準備を考えていきましょう。

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第139回 これまでとこれから

■ 多くの受験生が小学校4年生の春から受験勉強を始めてきたとすると、これまでに2年半ぐらいの時間が経過していることになります。そして、受験まであと半年。これまで組み分けテストだ、実力判定テストだ、と受けてきて、あまり芳しくない成績だった、とするとそれが2年半もあるのだから、残りの半年でそう上がるものではない、と考える方が多いのではないかと思います。

■ この議論は一理あるとは思うのです。確かに2年半もやってきてなかなか上のクラスに上がれないのだとすれば、それはその塾の、その教室の順位としてはそうかもしれない。しかし、実はそんな競争は、入試にはないのです。

■ 例えば東京、神奈川のの場合、2月1日の午前中に受ける学校はみんな1校です。で、その1校の受験生との競争になるのであって、全員が一括で受ける試験ではないのです。だからこれまでのクラス順位は、もうそろそろ卒業してもいいのではないでしょうか。

■ 大事なのは志望校における順位なのです。そして、それはある意味本番一発勝負。いろいろ学校別の試験はあるけれど、受験生がみんな同じ模擬試験を受けるわけではないので、そこは大まかな合格可能性しかわからない。だからその一発に向けて準備をすればいい。

■ そして、これからの半年で合格圏内に入っていく子どもたちがたくさんいるのです。ようやく志望校が決まり、過去問を勉強できるようになり、そしてその対策が進んでいくと、子どもたちの目の色が変わってきます。これまでと違うのは、入試がリアリティを持って子どもたちの目に映ってくるからです。

■ だから今までの成績がまだまだだからといって、あきらめていはいけない。むしろこれからようやく伸びるステージがやってくると考えてください。

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