神奈川私立中学相談会

各都道府県には、私立中学高等学校協会という団体があります。各私立中高の校長・教頭先生らが役員をして、地域の進学の振興を図る団体で、ほぼすべての私立中高が所属しますが、この協会主催の説明会が毎年各地で行われます。

神奈川県私立中学高等学校協会は4月29日に神奈川私立中学相談会を開催することになりました。

会場は、パシフィコ横浜展示ホールD/アネックスホールです。

神奈川県私立中学高等学校協会

神奈川県の学校が一堂に会するイベントなので、県内の学校の話を聞いてみたいと思われたら、出席されてみると良いでしょう。

なお、東京都の相談会は5月18日、東京国際フォーラムで行われる予定です。

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理科の出題形式

 理科の出題に関しては、生物、地学、化学、物理という分類があるわけですが、知識か計算か、で分類をすると次のような形に分けることができます。

【知識分野】
生物、人体、地学、天体の一部

【計算分野】
水溶液、力、電気、天体の一部

つまり、覚えればある程度、得点できる分野と、算数のように練習を積み重ねる分野があるわけです。

で、出題傾向を分けるときに、この知識分野がどのくらいあるか、ということがひとつの分かれ目になります。

一般的に言えば、知識の問題が7割程度という学校が多く、残りの3割が計算問題だったり、記述、実験関連だったりするのです。こういう出題傾向の学校ではまず知識を優先していく必要があります。ただ、何もかも全部覚えるわけにはいかない。ので、覚える内容は良く出題される内容に絞る必要があるわけですが、その選別をしてくれているのが塾の暗記用テキストです。

私はよく全出題範囲の3割が出題の7割を占める、というお話をします。つまり3割覚えれば7割は得点できる、ということなので、優先順位としてこの3割を覚えれば良い。この3割は各塾が研究して、この暗記用テキストに絞ってくれているので、他のことは考えず、しっかりこれを覚えることです。それである程度この形の入試問題には対応できるようになります。

ところがこの知識分野が5割を切る学校があります。あるいは0という場合もある。例えば資料を提示して、そこから作業をさせて、結論を読み取らせる。
あるいは実験結果を見せて、そこから推論させる。

この場合、解答を記述で書く、あるいはレポートのような形式にする、など各校独自
の解答形式があります。これは入試問題を過去にさかのぼってみれば、良くわかるで
しょう。

こういう問題を出題する学校を第一志望とする場合は、知識を覚えたからといって得点できるわけではないので、やはり入試問題を中心に対策を考える必要があります。
塾もそういう学校の対策のプリントを用意したり、特別な授業をしたりしているので、それを利用するのも良い方法だと思います。

まずは志望校の問題をよく見て、研究することが大事です。

知識について言えば、分野が集中することはあまりなく、いろいろなテーマに分散しているので、やはり暗記テキストを集中して覚えて、その後過去問の練習をすると良いでしょう。

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温度に関する問題

2014年ラ・サール中学の問題です。


次の(1)~(3)に答えなさい。

(1)温度に違いがあるものを混ぜたり、ふれさせると、高温のものの温度は下がり、低温のものの温度は上がります。このとき、高温のものから低温のものに「熱が移動した」といいます。さて、湯飲みに入れた水を他の湯飲みに移すことで、水の温度を変えることができます。このことについて考えてみましょう。あとの(a)~(e)の方法では、熱は湯飲みと水の間だけで移動し、水と湯飲みはすぐに同じ温度になるものとします。

1 同じ湯飲みが3つあります。図1のように、Aは50℃の湯飲みで、中には何も入っていません。Bは20℃の湯飲みの中に20℃の水が50g入っています。
 Cは80℃の湯飲みの中に80℃の水が50g入っています。

図1
 
BとCの水を(a)~(c)の3種類のそれぞれの方法で混ぜ、混ぜたあとの水の温度を測定しました。
 (a)図1の状態から、BとCの水をすべてAに移す。
 (b)図1の状態から、Cの水をすべてBに移す。
 (c)図1の状態から、Bの水をすべてCに移す。

[問い]測定した水の温度を低い順に並べたものとして、正しいものを運びなさい。
    ア.(a)、(b)、(c)  イ.(a)、(c)、(b)  ウ.(b)、(a)、(c)
    エ.(b)、(c)、(a)  オ.(c)、(a)、(b)  カ.(e)、(b)、(a)
2 同じ湯飲みが2つあります。図2のように、Ⅹは20℃の湯飲みで、中には何も入っていません。また、Yは80℃の湯飲みの中に80℃の水が100g入っています。

図2

  Yの水をXの湯飲みを使って、(d上(e)のそれぞれの方法で冷ましました。
 (d)図2の状態から、すべての水をⅩに移したあと、再びその水をYにもどす。
 (e)図2の状態から、半分の水をXに移したあと、再びその水をYにもどす。

[問い]冷ましたあとの水の温度について正しいものを選びなさい。
  ア.(e)よりも(d)の方が低い。
  イ.(d)よりも(e)の方が低い。
  ウ、(d)と(e)は同じ温度。

(2)ものの温度を変化させるにはいろいろな方法があります。たとえば、
(a)温度が違うものと接触させることにより、ものに熱を与えたり、ものから熱を奪ったりする方法
(b)状態(固体、液体、気体)が変わることにより、ものに熱を与えたり、ものから熱を奪ったりする方法
(c)閉じ込められた気体を、熱を与えなくても押し締めることにより温度を上げたり、逆に熱を奪わなくてもふくらませることにより温度を下げる方法などがあります。

[問い]次の現象のうち、(b)、(c)の方法を含むものをそれぞれ選びなさい。
  ア.ニクロム線を電池につないだところ、ニクロム線が熱くなった。
  イ.先を閉じた注射器に空気を閉じ込めピストンを押すと、内部の空気の温度が上がっていた。
  ウ.手のひらをこすると、手のひらが暖かく感じられた。
  エ.夏の日に打ち水をしたら涼しく感じられた。

(3)ふくらませた風船を標高が低いところから高いところに移動させることについて述べた、次の文章の(  )に当てはまるものを選びなさい。

 風船を標高が低いところから高いところに移動させると、風船の体積は(1)。これは、周囲の空気が風船を押す力が(2)ことを表している。いま、風船のゴムが熱のやりとりができないようなものでできているとすると、風船内の温度は(3)ことになる。

  1の選択肢: ア.大きくなる  イ.小さくなる  ウ.変わらない
  2の選択肢: ア.大きくなる  イ.小さくなる  ウ.変わらない
  3の選択肢: ア.上がる    イ.下がる    ウ.変わらない


【解説】
(1)1 (a)は20℃と80℃が同じ50gずつあるので(20+80)÷2=50℃で湯のみも50℃だから50℃です。
    (b)は水自体は最初50℃になりますが、湯のみが20℃になるので、それより温度が下がります。
    (c)も水自体は最初50℃になりますが、湯のみが80℃になるので、それより温度が上がります。
したがって低い順に並べるとb→a→cですから答えはウです。

2 
(d)はすべての水がいったん20℃の湯のみに移されるので(e) より温度が下がります。答えはア
(2) 打ち水をすると水が蒸発して、その気化熱でまわりの熱が奪われます。ですから、bはエ
 注射器のピストンを下げると圧力が上がるので、温度が上がります。cはイ

(3)標高の高いところに行くと気圧が下がります。すると風船を押している力が減りますから、中の気圧が勝って風船はふくらみます。
もし風船が温度を伝えないとすれば、体積がふくらむので、温度は変わりません。

【解答】
(1)1 ウ 2 ア
(2)b エ c イ
(3)1 ア 2 イ 3 ウ

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